コーヒーはヒトの健康にどう影響するのか2

大規模な観察研究から、コーヒーは(明らかに)健康に良いコーヒー消費量と全死亡もしくは疾患別死亡の減少が相関することが示されていますが、多くは白人での成績です。

 

多人種/多民族からなる集団 [注1] で、健康—全死亡と疾患別死亡—に及ぼすコーヒーの影響について、185,855人を平均16.2年追跡調査した報告があります [Ref. 1] 。コーヒーを多く飲む群では、全死亡は減少していました(ハザード比と95%信頼区間は、1杯/日0.88 [0.85-0.91]、2-3杯/日0.82 [0.79-0.86]、4杯以上/日0.82 [0.78-0.87])[注2] 。コーヒー飲用に伴う全死亡の減少は、通常のコーヒーでもカフェインレスコーヒーでも同様でした。人種間での差もありませんでした。この研究でも脳卒中による死亡はコーヒーと関連して減少していました。

 

これまたランダム化比較試験はまず不可能であるが、コーヒーは(明らかに)健康に良い

 

注1:運転免許証や選挙人登録、医療福祉関連のリストより参加者を募り、日系アメリカ人(51%)、白人(47%)、ハワイ原住民(42%)、アフリカ系アメリカ人(26%)、ラテン系(21%)からなる集団 —()内は募集に対しての応答率。

 

注2:コックス比例ハザードモデル—喫煙、体格指数、教育、身体活動度、飲酒、総カロリー摂取量、脂肪からのカロリー摂取量、追跡開始時点での合併疾患を共変量として調整

 

Ref. 1: Park SY, Freedman ND, Haiman CA, Le Marchand L, Wilkens LR, Setiawan VW. Association of Coffee Consumption With Total and Cause-Specific Mortality Among Nonwhite Populations. Ann Intern Med 2017;167:228-235.