休日の朝はシュークリーム
いつも土日の朝は、コーヒーのお供にシュークリームを1個食べます。いつもは「牛乳と卵の カスタード&ホイップシュー」で、ときどき違う種類が混じります。この定番のシュークリームは、1個でカロリー(熱量)が214 kcal(推定値)もあります。この熱量は糖尿病の食品交換表における2.7単位(1単位=80 kcal)に相当します。ごはんだと135 g(おちゃわん1杯くらい)、食パン1.35枚、うどんだと216 g(1玉の9割方)となります。シュークリーム1個で214 kcalは多くないでしょうか。ところが、このシュークリームに含まれる炭水化物はそれほど多くなく、13.8 gです。炭水化物は糖質+食物繊維ですから、糖質自体は13.8 gより少しだけ少なくなります。
たまたま今、手造り「〇〇太鼓」という豆菓子が手元にあります(直径9 cm、厚さ1 cmくらいの丸い形)。これも1枚(47 g)のカロリーは216 kcalで、「カスタード&ホイップシュー」とほぼ同じです。「〇〇太鼓」は「ほんのり甘い昔なつかしい味」で、甘ったるくはなく、確かにおいしいです。しかし、これ1枚の炭水化物は34.1 gです。糖質含有量だけで言うと、落花生とおかきを水飴でかためたこの豆菓子1枚を食べると、シュークリーム2個半と同じです。おそろしくありませんか。「〇〇太鼓」の原材料名は多い順に、落花生、でん粉、砂糖、米、水飴、しょう油と続きますので、豆類が最初に来るのは健康に大変良いのですが、6番目に和食の特徴としてのしょう油(塩分)があるのがやや気になります。
もちろんシュークリームの中にはカロリーや他の成分はそれほど変わらないのに、炭水化物27.6 gなどというものもあります。炭水化物の多い、甘いだけのシュークリームしかおいていないスーパーマーケットにはあまり良い印象はもてません。一方では、近年の健康志向ブームを反映して、炭水化物12.9 gのうちわけ(糖質9.1 g、食物繊維3.8 g)まで書いてあるシュークリームも出てきています。糖質が10 g以下のシュークリームなら、一日に一個くらい間食しても非難される筋合いのものではないですよね。