ビーガン食は健康的か?

菜食主義は若い女性のあいだで人気がありますが、ビーガン食は無条件で健康的とは言えません。肉や魚・乳製品・卵も食べないビーガン食は食品が限定されるため、タンパク質やビタミン不足などの栄養学的問題が生じることがあります。体重60キロの少女のタンパク必要量は1日54グラムで、たとえばトウフだけでまかなうなら300グラムも食べなくてはいけません。ビタミンB6を植物由来の食品から補充するのは大変ですし、ビタミンB12は植物由来の食品には含まれていません。ビタミンD、カルシウムやヨウ素、鉄、セレニウム亜鉛などのミネラルも動物由来の食品に多く含まれています。菜食主義は健康的という印象がある一方では、ビーガン食には栄養学的に多くの問題があるのも事実です。